内面から美しくする美容師
藤岡 建二
さん
現在の居住地:鍛冶屋町
移住年:2009年
家はどのようにして見つけましたか?
鍛冶屋町はもともと母方の実家があった場所でした。敷地はすでに更地になっていたので、住むかどうか決める前に、テントを貼って太陽の動きなどを確かめたりしていました。決め手になったのは、半農半Xのようなスタイルを提案している「どっぽ村」の清水陽介さんという大工さんの木を使った家造りに出会ったことでした。このスタイルの家なら、その敷地での生活がイメージ出来たので住居兼仕事場を「ハーフビルド」で建てることに決めました。
仕事はなにをされていますか?
人を内面から美しくする美容を提案しています。その人の持った特性を活かした自然体でいられることの尊さや美しさに気付いてもらえるような提案をしています。ヘナなどの植物由来のものを活かした身体にいい施術を行っています。
なぜ長浜への移住を決めたのですか?
自分たちの家族が自然体で生活できる場所を探して、行き着いたのが長浜でした。夢でもあった海外での生活を求めて、マルタ共和国やタイなど穏やかな国や、妻の実家のある和歌山でも家を探しましたが、タイミングやピンとくる場所との縁を感じられず、長浜への移住を決めました。
移住の際どんなことが大変でしたか?
特にありません。そこで住まわせてもらえるということ自体が素晴らしいし、その感謝さえあれば移住に苦労することはないと思います。
長浜の暮らしの魅力って?
人間関係が親密で、繋がりが強いことです。家族の次にある繋がりというイメージで、他人ではないという感覚をもっています。
地域とはどのように関わっていますか?
鍛冶屋町は自治組織がしっかりしていて、集落の一員としてそうした集落の組織にも属して、役割を果たしています。集落にも忘年会があってみんなが集まる機会になっているし、そうした時にはいつも以上に深く、集落の中の人間関係が見る事ができてとても楽しいです。
将来の夢・今後していきたいことはありますか?
お店はまだ完成だとは思っていないので、理想のお店づくりは続いていきます。やっていく中で理想も変化していくので、完成はないのかもしれません。また、人や自然に負荷をかけない本当の美しさをより多くの美容関係者やお客様に知っていただきたいので、広がりを加速させていくための取組をしていきたいと思っています。
休日の過ごし方を教えて下さい。
休日は体のメンテナンスや家のことをしています。連休にはアウトドアや子どもが楽しいと思える場所で遊ぶなど、家族との時間を大切に過ごしています。
移住を考えられている方へ、メッセージを。
身体が自然体でいられれば、どこでもきっと楽しいはずです。私たちの住んでいるような集落で生活がしたいと考えているなら、その地域で大切にされてきたことや人間関係をなくして楽しい生活は送れないと思います。感謝の気持ちを忘れず、もともとあるコミュニティと寄り添ってみてください。