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移住のホンネ

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着物染織作家 大久保有花

Iターン
田舎でくらす 起業

衣の自給自足をめざして~デュアルライフ、その先に

着物染織作家
大久保有花 さん

現在の居住地:木之本町
移住年:2015年

出身
東京都調布市
お仕事
着物染織作家
趣味
読書
移住前
東京都調布市
移住のストーリー
生きている水に導かれて長浜市に移り住んだ女性がいます。着物染織作家・大久保有花さん。東京の調布と木之本町川合の工房を行き来しながら活動を行なっています。
 
クズ、カラスノエンドウ、シコン、アカネ。植物由来の色はどれも繊細な彩りです。
市北部の山あいの集落・川合の住まいには、山の水を引き込んで貯める昔ながらの水屋が今も残されていて、真綿の糸を天然の水で染め上げることができるのです。
 
普段使いの着物を自らの手で作ってみたい。その思いから結城紬の織子を経験し、独立。着物をより身近に感じてほしいと毎日着物姿で作業をこなします。なじみのある東京と、滋賀を行き来する暮らし。どちらの地域にもここにしかない良さがあると家族を説得しました。その軽やかなフットワークを生かして、先日は「海外でこそ着物を着たい」と話す芸人で絵本作家の西野亮廣さんとご縁があり、自ら織った着物をパリの個展会場まで届けました。
 
夢の実現へ挑戦し続ける大久保さん。今年は裏の畑で綿と藍を収穫しました。「ゆくゆくは、桑の葉を育て、お蚕さんを飼いたい」と目を輝かせます。
育てたものを、身にまとう。古くて新しい未来をその手で紡ぎます。


記事作成:長浜ローカルフォト 小野千穂 
移住のホンネ一問一答!

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家は、どのようにして見つけましたか?

いざない湖北定住センターのFacebookで見つけました。空き家の紹介で掲載されていた水屋の写真に一目ぼれしました。

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仕事は何をされていますか?

着物染織作家 大久保有花糸を染めて、地機(じばた)で織って反物にしています。また、機織り教室も開催しています。

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なぜ長浜への移住を決めたのですか?

着物染織作家 大久保有花理想の家との出会いがあったからです。

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移住の際、どんなことが大変でしたか?

冬の寒さに慣れるまでしばらくかかりました。敷地も広くてありがたいのですが、思うように管理が行き届かないのが悩みです。

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長浜の暮らしの魅力って?

着物染織作家 大久保有花自然がすぐそばにあることです。少し走るとびわ湖もあります。広い湖はとても穏やかで、毎日違う表情を見せてくれます。水と空の色や、遠くの山々の景色も好きです。

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地域とはどのようにかかわっていますか?

自治会に入っています。なかなか役を果たせていないので心苦しいのですが、とても温かく見守っていただいています。先日も、お隣の方が近くの小学校の文化祭へ誘ってくださって嬉しかったです。

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将来の夢 今後していきたいことはありますか?

着物染織作家 大久保有花工房を一緒に作り上げてくれる仲間ができるといいなと思っています。

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休日の過ごし方を教えてください

特に休日、とは意識せずにその日その時にできること、やりたいことをしながら過ごしています。

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移住を考えられている方へメッセージを

着物染織作家 大久保有花全移住ではなく、拠点づくりという気持ちでまずは試してみるのもいいと思います。私の場合は、木之本と東京ですが、どちらもそこでしか味わえないものがあります。どちらも欠かせないのです。